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試薬と関連法規

NMIJ CRM「第1種特定化学物質」試験研究用途に用いるための「確約書」

産業総合技術研究所 認証標準物質「NMIJ CRM」の[第1種特定化学物質]を試験研究用に使用する場合は、使用用途を確認させていただく必要があります。確約書の記載要領をまとめましたので参考にしてください。

1.全般的注意事項

(1)同時に数品目ある場合は、まとめて1件の確約書にしてください。
(2)様式部分は、原則として様式どおり正確に記載してください。
  (ただし、確約者の住所、名称、代表者役職名及び氏名並びに印の文字記載は不要です。)
(3)代表者としては、公印を有する者が経済産業省で認められております。例えば、次のとおり。
   官公庁: 研究所長、保健所長、センター長など
   民間企業:社長、工場長、研究所長など
   公益法人:会長、理事長、専務理事、事業所長、研究所長など
   大学:学長、学部長、学科長、研究所長など
(4)印鑑は、公印を使用し押印してください。
(5)項目の記載順は、原則として変更しないでください。
  (特に住所、名称、代表者等の順番が守られていない場合が見受けられます。)
(6)誤字、脱字がないようにしてください。

2.記載例(名称の異なる数品目、添加回収試験を行う場合の例)

確約書フォーマットのダウンロード

以下のWordフォーマットをダウンロードしてご使用ください。

3.記載要領

(1)[第一種特定化学物質]の名称
輸入公表に基づく名称を記載してください。(これ以外は使用しないでください。)異なる名称の品目がある場合は列記してください。
<輸入公表に基づく名称:(30成分)>

  • ポリ塩化ビフェニル(PCB)
  • ポリ塩化ナフタレン(塩素数が3以上のものに限る。)
  • ヘキサクロロベンゼン
  • アルドリン
  • ディルドリン
  • エンドリン
  • DDT
  • クロルデン類
  • ビス(トリブチルスズ)=オキシド
  • N,N-ジトリル-パラ-フェニレンジアミン
  • N-トリル-N’-キシリル-パラ-フェニレンジアミン又はN,N’-ジキシリル-パラ-フェニレンジアミン
  • 2,4,6-トリ-ターシャリ-ブチルフェノール
  • トキサフェン
  • マイレックス
  • ジコホル
  • ヘキサクロロブタ-1,3-ジエン
  • 2-(2H-1, 2, 3-ベンゾトリアゾール-2-イル)-4,6-ジ-ターシャリ-ブチルフェノール
  • PFOS又はその塩
  • PFOA又はその塩
  • PFOSF
  • ペンタクロロベンゼン
  • アルファ—ヘキサクロロシクロヘキサン
  • ベータ—ヘキサクロロシクロヘキサン
  • ガンマ—ヘキサクロロシクロヘキサン
  • クロルデコン、ヘキサブロモビフェニル
  • テトラブロモジフェニルエーテル
  • ペンタブロモジフェニルエーテル
  • ヘキサブロモジフェニルエーテル
  • ヘプタブロモジフェニルエーテル

<間違えやすい例>

(誤) (正:輸入公表に基づく名称)
p,p’-DDT DDT
PCB Window defining mixture ポリ塩化ビフェニル(PCB)
2,4'-Dichlorobiphenyl ポリ塩化ビフェニル(PCB)
cis-クロルデン、trans-クロルデン クロルデン類
cis-ノナクロル、trans-ノナクロル クロルデン類
ヘプタクロル クロルデン類
PFOSのカリウム塩 PFOS又はその塩

(2)[第一種特定化学物質]の商品としての組成、数量及び荷姿
   区分記載方法
   固体(標準品):商品名、数量(mg)、本数、容器名
   液体(標準原液):商品名(溶媒中の濃度、溶媒名)、数量(ml)、本数、容器名
   液体(混合溶液):商品名(種類数、溶媒名)、数量(ml)、本数、容器名、各化学物質名(濃度)
   <記載例1>(単品・固体(粉末)の場合)
    trans-ノナクロル 10mg 3本 ガラスバイアル
   <記載例2>(単品・液体の場合)
    ヘプタクロル(100μg/ml、メタノール溶液) 1ml 3本 ガラスアンプル
   <記載例3>(濃度が同じ混合溶液の場合)
    ・ PCB混合溶液(32種類、各10μg/ml、イソオクタン溶液) 1ml 1本 ガラスアンプル
     2,4-Dichlorobiphenyl ・・・
   <記載例4>(濃度が異なる混合溶液の場合)
    ・ PCB混合溶液(13種類、ノナン溶液) 1.2ml 1本 ガラスアンプル
     3,3’ ,4,4’-Tetrachlorobiphenyl(0.2μg/ml)
     2,3,3’ ,4,4’-Pentachlorobiphenyl(1.0μg/ml)・・・
   <記載例5>(複数品目の場合1)
    (1)trans-ノナクロル 10mg 3本 ガラスバイアル
    (2)ヘプタクロル(100μg/ml、メタノール溶液) 1ml 3本 ガラスアンプル
    (3)ディルドリン 10mg 3本 ガラスバイアル
   <記載例6>(複数品目の場合2)
    ・ 品目が多く別紙記載の場合は、「別紙のとおり」と記入し、別紙を添付してください。
    ・ 別紙は、上記の記載項目が記入されていればカタログコピーで結構です。
(3)第一種特定化学物質を試験研究用に使用する者の所属、氏名及び電話番号
   事業所名は、法人として登記されている事業所の名称を記入してください。
   なお、確約者の住所と使用する事業所の所在地が異なる場合は、必ず記入してください。
   所属は、組織内の部、課及びグループ名を記入してください。
(4)[試験研究の内容
   申請書の「試験研究の内容」の欄の記載に合わせて記入してください。