弊社製ガスクロマトグラフをお使いのお客様へ
(ヘリウムキャリヤーガスの変更について)
ヘリウムガスが入手困難になっており、キャリヤーガス種類の変更について多くのお問い合わせをいただいております。変更にあたっては、以下の点にご注意ください。
TCD検出器搭載ガスクロマトグラフに関する注意点
キャリヤーガスをヘリウムから窒素もしくはアルゴンへ変更する場合、取扱説明書を参考にしてTCD電流値の見直しを行ってください。
電流値の上限は、ヘリウムに比べ窒素とアルゴンでは約半分となります。
電流値が大きすぎる場合、フィラメントが異常な高温となって劣化し、断線する恐れもあります。
FID検出器搭載ガスクロマトグラフに関する注意点
1)パックドカラムをご使用の方
キャリヤーガスをヘリウムから窒素へ変更する場合、助燃用空気の流量を250mL/minに変更してください。
2)キャピラリーカラムをご使用の方
メイクアップガスをヘリウムから窒素へ変更する場合、助燃用空気の流量を250mL/minに変更してください。
水素キャリヤーガスへの変更について
弊社製ガスクロマトグラフではGC3210H、GC3220H、GC4000Puls H(Type C)が水素キャリヤーガス対応です。
ご不明な点は、最寄りの支店・営業所へお問い合わせください。