Biozen

Biozen

• 総合カタログ No.31未掲載

Biozen UHPLC/HPLC カラムは、新技術のチタン製 BioTi 生体適合性ハードウェアにより、
プライミングを最小化し、最適な汎用性を備えた 4 種の粒子プラットフォームと 9 種の固定相により
選択性と感度を最大化いたします。このソリューションによりバイオ医薬品の分析に幅広く対応できるよう
シームレスに設計されています。

・チャージバリアント分析　 ・インタクトマス 　　　 　　　
・ペプチド定量　　　　　　 ・凝集体分析
・薬物抗体比（DAR)　　　　・ペプチドマッピング　　
・糖鎖分析　　　　　　　　 ・オリゴヌクレオチドの特性評価
・インタクトおよびフラグメント分析

インタクト

Widepore C4（インタクトマス・インタクトおよびフラグメント分析）

モノクローナル抗体やサブユニット分析を含む、ブチル固定相と 広範な最適細孔径分布を有する コアシェル粒子です。大孔のコアシェル粒子を使用していることで、HC/LC、Fc/Fab、またはアイソフォーム間の高い分離能と狭く高いピークが得られます。

粒子径：2.6um
表面積：25㎡/g
細孔径：400Å
推奨使用pH範囲：1.5-9

Intact XB-C8(薬物抗体比(DAR)・インタクトマス・インタクトおよびフラグメント分析)

インタクトとサブユニットの素早い 生物学的浸透に適した大きな細孔径の コアシェル粒子です。
充填剤の大きな細孔径が、インタクト ADC と適度な保持力をもつC8固定相との相互作用を促進します。
ADC の薬物負荷分布と DAR（薬物抗体比）を測定するのに優れた性能を発揮し、またコアシェルカラムであるため、異なる薬物負荷のADC を分離させるために必要な高い理論段数を提供します。

粒子径：3.6um
表面積：20㎡/g
細孔径：200Å
推奨使用pH範囲：1.5-9

ペプチド

Peptide XB-C18 （ペプチドマッピング・ペプチド定量）

ジイソブチル側鎖を有する C18 固定相により酸性および塩基性ペプチドを 全体的に保持します。
高い性能を誇るコアシェル型充填剤を活用することによって、ピーク形状、ピークキャパシティ、そして感度を全体的に向上させることができるので、分析の高速化が有効的に実現できます。
また、近縁のペプチドにも優れた選択性と塩基性ペプチドのピーク形状をよりシャープにする特徴がありま
す。イソブチル基の側鎖が充填剤表面の二次的相互作用を抑制し、ピークテーリングを最小限にします。

粒子径：1.7um,2.6um
表面積：200㎡/g
細孔径：100Å
炭素量：10％
推奨使用pH範囲：1.5-9

Peptide PS-C18 （ペプチドマッピング・ペプチド定量）

正電荷表面リガンドと C18 の 組み合わせにより優れた保持をします。
熱処理済みの全多孔性充填剤を活用することによって、ピーク形状、ピークキャパシティ、そして感度を全体的に向上させることができるので、分析の高速化が有効的に実現できます。
また、ポジティブチャージをもつ弱塩基性官能基が充填剤表面に修飾されており、塩基性の分析対象物を反発する効果によってピ ークテーリングを抑えます。

粒子径：1.6um,3um
表面積：200㎡/g
細孔径：100Å
炭素量：9％
推奨使用pH範囲：1.5-8.5

糖鎖

Glycan （糖鎖分析）

遊離グリカンおよびラベル化糖鎖の高次分離を提供するように設計されたカラムです。
HPLC または UHPLC システムのどちらにも対応する粒子径 2.6 μm の高性能コアシェルカラムであり、
高い線速度で使用することによって、より良好なピーク形状や分析時間の短縮などを実現することが可能です。また、圧力を一般的な UHPLC カラムより低く抑えることもできます。さらに、HILIC-蛍光、またはHILIC-MS 条件下において、極性化合物の保持と選択性を向上することに優れています。

粒子径：2.6um
表面積：200㎡/g
細孔径：100Å
推奨使用pH範囲：2-7.5

オリゴヌクレオチド

Oligo （オリゴヌクレオチドの特性評価）

C18 固定相と結合した有機シリカコアシェル粒子は、高 pH と低 pH での 堅牢性に加え、オリゴのわずかな違いに対してさえ高選択性を発揮します。高度に一貫した形態を有する有機シリカコアシェル粒子を利用して、拡散と物質移動に関連するピーク幅の広がりを最小限に抑えることができます。それにより合成オリゴヌクレオチドに関連する密接して溶出する不純物の分離に重要である高い理論段数と最適なピーク幅をもたらします。

粒子径：1.7um,2.6um
表面積：200㎡/g
細孔径：100Å
炭素量：11％
推奨使用pH範囲：1-12

サイズ排除

dSEC-2（凝集体分析）

モノクローナル抗体の凝集体と フラグメントの分離と定量化に適した不活性高強度の多孔性粒子です。
低細孔容積シリカを充填し、独自の親水性ジオール型結合表面化学により、シリカ表面がタンパク質サンプルと相互作用するのを防ぎます。

粒子径：1.7um,3um
細孔径：200Å
推奨使用pH範囲：2.5-7.5

SEC-2（凝集体分析）

極めて高い不活性度と理論段数を有する高密度の全多孔性充填剤です。1 k～450 kDa の低分子量範囲に最適です。

粒子径：1.8um
細孔径：150Å
推奨使用pH範囲：1.5-8.5

SEC-3（凝集体分析）

極めて高い不活性度と理論段数を有する高密度の全多孔性充填剤です。10 k～700 kDa の高分子量範囲に最適です。

粒子径：1.8um
細孔径：300Å
推奨使用pH範囲：1.5-8.5

イオン交換

WCX（チャージバリアント分析）

バイオ医薬品の創造と開発における翻訳後修飾 (PTM) から生じる天然タンパク質の変異体を一貫にして
解析するために作られました。均一粒径の無孔性ポリマー粒子に結合された複数の線状ポリカルボキシレート鎖がタンパク質を包み込み、酸性および塩基性の変異体によって分離します。不活性度の高い充填材と生体適合性チタン製 BioTi カラムハードウェアにより、優れた回収率を提供し、タンパク質の多様性を再現性よく特徴づけます。均一粒径の無孔性ポリマー粒子は、ポリカルボン酸塩鎖の完全な媒体として役立つ一方、厳しい溶媒のpH および塩勾配システムに対しても不変であることを保証します。タンパク質のチャージバリアント、イノベーター、またはバイオシミラーを分離かつ定量する必要がある場合、この充填剤の耐久性と高い安定性が、
一貫性のある選択性と組み合わさることで、pH と塩グラジエントをどちらも利用できるようになります。

粒子径：6um
推奨使用pH範囲：2-12

Nanoカラム

Biozen Nano カラムは、カラムとSecurityLINKを組み合わた製品です。 粒子プラットフォームと完全に
統合された SecurityLINKのフィッティングテクノロジーによりデッドボリュームゼロの接続を実現します。

• SecurityLINKにより、取り付けが簡単で漏れが起こりにくい
• タンパク質/ペプチドの同定を向上させるための最大化された分解能
• 堅牢性と感度の向上

SecurityLINK フィッテイング付きNano LCカラム

SecurityLINK ダブルフィッテイング付きNano LCカラム

オープンフューズドシリカ付きNano LCカラム