製品情報

化学物質評価研究機構製カラム

高耐圧カラム HP type (High Pressure type)

物性情報

L-column ODS-Pは、基材シリカゲルが細孔径30 nmのペプチド・タンパク質分析用カラムです。塩基性のペプチド及びタンパク質の吸着がなく、シャープなピークで分析できます。
また、これら物質の分析では0.1%TFA含有の移動相を用いることがありますが、このような強酸性移動相でも長期間安心してご使用できます。

粒子径 5 μm
細孔径 30 nm
比表面積 150 m²/g
炭素含有量 9%
修飾基 C18(Octadecyl)
エンドキャッピング法 高温気相エンドキャッピング
USP category L1
使用pH範囲 pH2~9
 

ペプチド・タンパク質の分析に適した細孔径

L-column ODS-Pと L-column ODS(細孔径12 nm)を比較すると、分子量3495のインシュリンB鎖ではピーク形状に違いは見られませんが、充填剤の炭素含有量の違いによる保持時間の差が見られます。
分子量17400のミオグロビンになると、12 nmの細孔の中に入り込めないので、L-column ODSではピークがブロードになってしまいますが、L-colunm ODS-Pではメインピークと不純物のピークはシャープに溶出します(Fig.1)。

Fig.1 細孔径の比較

Fig.1 細孔径の比較

L-column ODS-Pの適用分子量範囲の画像

低吸着かつ高分離能

ペプチドマッピングとは、タンパク質を酵素で分解し得られたペプチドを一斉分析することです。
ピーク数が多く得られること、ピークがシャープであることが重要になるので、カラムに低吸着かつ高分離能であることが求められます。

L-colunm ODS-Pは、Brand E-1 と比較しても、検出ピーク数が多く、ピーク高さも高いことから、ペプチドマッピングに理想的なカラムといえます(Fig.2)。

Fig.2 カラム比較

Fig.2 カラム比較

耐久性

pH2~9の範囲で使用可能です。
1%TFA含有移動相で使用しても、長期間カラム劣化することなく、安定した性能でご使用できます(Fig.3)。

Fig.3 酸性移動相耐久性

Fig.3 酸性移動相耐久性

価格表

L-column ODS-P

粒子径内径
長さ
メーカーP/N入数Cat.No.価格
5µm1.5mm50mm6121371本5055-0099950,000
5µm1.5mm150mm6120171本5055-0099760,000
5µm1.5mm100mm6121671本5055-0180155,000
5µm2.1mm50mm6121471本5055-0100050,000
5µm2.1mm35mm6122471本5055-0180450,000
5µm2.1mm250mm6122271本5055-0180370,000
5µm2.1mm150mm6120271本5055-0099860,000
5µm2.1mm100mm6121771本5055-0180255,000
5µm3.0mm150mm6222671本5055-0181060,000
5µm3.0mm250mm6223271本5055-0181170,000
5µm4.6mm35mm6222571本5055-0180945,000
5µm4.6mm50mm6221571本5055-0180745,000
5µm4.6mm250mm6220871本5055-0180670,000
5µm4.6mm150mm6220771本5055-0180560,000
5µm4.6mm100mm6221871本5055-0180850,000

* ネジの接続タイプは1/16“ウォーターズタイプ(W)です。
* 内径1 mm未満のカラムはミクロカラムをご覧ください。
* 分析カラムの保護のためにガードカラムの使用をお勧めします。
* セミミクロカラムの保護のためにプレカラムフィルターの使用をお勧めします。