Aeris

Aeris

• 総合カタログ No.31未掲載

Aerisはタンパク質やペプチドの超高性能分離・分析専用に開発された
逆相コアシェルHPLC/UHPLCカラムです。
バイオセパレーションに一般的に使用される他の全多孔性カラムやコアシェルカラムに比べ、分離能・
選択性・スループット・感度・カラム寿命・分析法の柔軟性を向上させることができます。

AerisについてPoint

・3.6μmコアシェル粒子はHPLCとUHPLCシステムの両方で2μm以下のカラムと同様の性能を
　わずかな圧力で発揮します。

・UHPLCシステムにおいて1.7μmおよび2.6μmのコアシェル粒子は、2μm以下の全多孔性カラムよりも
　高いピーク性能を実現します。

・5μmのコアシェル粒子で分取サイズへのスケールアップが可能です。

Aerisコアシェル粒子と全多孔質粒子の違い

＊Aerisコアシェル粒子

・高粒子密度により、最適なベッド構造が形成されるため、渦拡散による
　帯域幅の拡大を抑制できる。

・HPLCおよびUHPLCシステムで超高性能を実現

・拡散経路の減少により効率が向上

＊全多孔質粒子

・ベッド構造の均質性が低いため、性能が低下する

・UHPLCシステムにおける2μm以下の粒子に限定した超高性能

・拡散経路が効率を制限する

Aeris PEPTIDE

低分子量ペプチドの分離やペプチドマッピング向けのカラムです。

・XB-C18はペプチドの分離に最適
・HPLCとUHPLCシステム間での柔軟なメソッド開発が行える
　粒子径ラインアップ　（1.7μm、2.6μm、3.6μm）である。
・ペプチド精製用5μm粒子
・ペプチド分析に最適化された小さな細孔径

＜分析のポイント＞

・分離能を高めるには、より長いカラムを使用する必要があります。
　例）250 mm（Aeris 1.7 μm XB-C18の場合は150 mm）。
　※Aeris 3.6 μmの背圧は低いため、250 mmカラムをHPLCとUHPLCの両方のシステムで
　簡単に使用できます。

・250mmカラムを複数連結して使用することで、さらに優れた結果が得られます。

・UHPLCで分離能を高めるには、長さ150 mmのAeris 1.7μmまたは長さ250 mmの
　Aeris 2.6 μmカラムが最適です。

PEPTIDE XB-C18

粒子径：1.7µm,2.6µm,3.6µm,5µm
表面積：200㎡/g
細孔径：100Å
炭素量：10%
推奨使用pH範囲：1.5-9
最大使用温度：90℃

Aeris WIDEPORE

インタクトプロテインやポリペプチドの分離向けカラムです。

・ラインアップはXB-C18、XB-C8、C4
・あらゆるシステムで使用できる3.6μm粒子
・タンパク質の吸着・脱着に素早くできるように最適化された大きな細孔

＜分析のポイント＞

・完全多孔性300 Åカラムに比べて疎水性が低いです。そのため極性タンパク質やペプチドのピーク形状を改善するには、他のカラムに比べて有機溶媒濃度を下げてグラジエントを開始する必要があります。

・他の全多孔性カラムよりもグラジエント勾配を緩く設定することが適当な場合があります。

WIDEPORE C4

粒子径：3.6µm
表面積：20㎡/g
細孔径：200Å
推奨使用pH範囲：1.5-9
最大使用温度：90℃

WIDEPORE XB-C18

粒子径：3.6µm
表面積：20㎡/g
細孔径：200Å
推奨使用pH範囲：1.5-9
最大使用温度：90℃

WIDEPORE XB-C8

粒子径：3.6µm
表面積：20㎡/g
細孔径：200Å
推奨使用pH範囲：1.5-9
最大使用温度：90℃

※価格表内のメーカーP/Nの末尾が『AX』になっているものはAxiaカラムです。