コアシェルカラム

InertCore C8

• InertCoreシリーズカタログ
• 総合カタログ No.31未掲載

InertCore C8はコアシェル粒子による高効率分離に加え、極めて高い不活性度を実現しています。C18カラムに比べて疎水性がやや低く、保持時間が短めになるのが特長です。適度な疎水性により、分析時間を短縮したい場合や、C18カラムでは保持が強すぎる化合物の分析に有効です。

仕様

　注）炭素量は、コアを抜いた多孔性シリカ層のみで換算した値

特長

  

・優れた再現性／安定した品質 ・高い耐久性 ・高理論段数を実現 ・低圧力

C18カラムとの保持パターンの比較

植物ステロールのような疎水性保持の高い成分では、C18カラムでは保持が強く有機溶媒組成が高くないと溶出できませんが、C8カラムでは分離パターンをほとんど変えずに保持を弱めることができます。

塩基性化合物の分析

塩基性化合物のベルベリン、デキストロメトルファンは、充填剤表面の残存シラノール基が吸着し、ピーク形状が悪くなる化合物です。InertCore C8は高度な不活性処理により吸着が起こりにくいため、定量性の高い分析が可能です。

酸性化合物の分析

酸性化合物のブリリアントブルーFCFは、充填剤表面がわずかでも塩基性を示すと吸着する化合物です。InertCore C8は、充填剤表面が中性のため、良好なピーク形状が得られます。

注）ジョイント形式は、パーカー型（UPタイプ）です。

注）ジョイント形式は、パーカー型（UPタイプ）です。