技術情報

ガスクロマトグラフィー(GC)の基礎

Ⅲ章-5 コールドオンカラム注入法

熱によって分解しやすい試料や、高沸点で、ディスクリミネーションを起こしやすい試料の測定に使用します。注入口を低温にしておき、試料をカラムに直接導入します。試料注入後、カラム温度を昇温し測定を行います。全量注入されますが、注入口は低い温度であるため、溶媒が液体のままカラムに導入されます。その結果、非常に狭いバンド幅で導入されることになります。しかし、試料を直接カラムに注入するため、測定試料によってはカラムの入口部分が汚れやすくなる欠点があります。汚れは分析に悪影響を及ぼすため、カラムの先端を切断するなどの対処が必要になります。汚れる頻度が高い場合は、ガードカラムをつけて分析し、ガードカラムのみを交換することも可能です。
※コールドオンカラム注入法を行うには、専用のシリンジが有効です。(総合カタログNo.29 926ページを参照してください。)

 

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