技術情報

HPLCの上手な使い方

Ⅲ章-6 タフコネクター

HPLCカラムの接続方法で最も一般的なのはオシネ方式です。従来のステンレス製のものではオシネジをスパナで締め付けて使用しますが、タフコネクターはどれも手締めで使うことができます。さらに一度使用してもチューブからの取り外しが自由で、異種のカラムにもデットボリュームが生じることなく接続することができます。タフコネクターには以下のようなものがあり、目的に応じて使い分けることが必要です。

種類 ピーク エクストラ スーパーピーク スーパータフ
耐圧(kg/cm2) 約280 約100 約400 約500
材質 PEEK ダイフロン PEEK,ステンレス 特殊ポリマーステンレス
対薬品性 pH=1~14
濃硫酸、濃硝酸を除く
pH=1~14 pH=1~14
濃硫酸、濃硝酸を除く
pH=2~11
強酸、強塩基強酸化剤除く
使用温度(℃) 130以下 -20~120 130以下 -20~100
品名 ピーク
タフオシネ
オシネ一体
FA
スーパーピーク
タフコネクター
スーパー
タフコネクター
Cat. No. 6010-48600 6010-47100 6010-48710 6010-48700

注)これらは日立ミリオシネ型(OH)、日本分光長オシネ型(N)、島津逆オシネ型(S)には使えません。