技術情報

HPLCの上手な使い方

Ⅲ章-4 接続方法

各種チューブとコネクターや、チューブと各装置を接続する方式は用途に応じて数種類あります。以下にそれぞれの特長と用途について説明します。

接続方式 特長および用途 形状
オシネ 1/16inchのステンレスチューブや1.5mmのPTFEチューブ等をオシネジとフェラルを使用して取り付ける方法で、最も一般的で耐圧に優れた接続方法です。メーカーによってフェラルから先のチューブ長さが違いますので注意が必要です。(Ⅲ-5参照)
フランジ PTFEチューブの先端をT字形につぶして取り付ける方法で、中圧程度の場所に使用します。専用の成形工具が必要で、内径0.5mm未満のチューブは成形が困難です。
フレアー PTFEチューブをラッパ状に広げて専用の袋ナットで締め付ける方法で、いちばん耐圧は低く、低圧の場所で使用します。専用の成形工具が必要で、内径1.0mm未満のチューブは成形が困難です。
SL(スエジロック) 各種サイズの配管(ステンレス、PTFEなど)を専用の袋ナットとフェラルで締め付ける方法で、オシネ方式同様高い耐圧が得られます。