HPLCの上手な使い方
Ⅲ章-5 各社フィッティング比較
HPLC用カラムの形状は各分析機器メーカーによって異なり、間違ったものを接続するとデットボリュームが生じたり、液漏れを起こすことがあります。特にオシネのネジが同じであってもチューブ先端長(1/16inchチューブを接続したとき、フェラル先端から先にでるチューブの長さ)が違う場合がありますので注意が必要です。ここでは主要メーカーのカラムフィッティングについて説明します。
名称と型式 | 形状とフェラル先の長さ | 備考 |
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ウォーターズオシネ(W) |
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オシネはインチネジで、最も広く使われているタイプです。 |
UHPLCオシネ(UP) |
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ウォーターズ社UPLCなど、UHPLCで使用されているタイプです。 |
日立ミリオシネ(OH) |
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カラム側、チューブ接続側共ミリネジタイプです。 |
日立インチオシネ(OHA) |
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カラム側ミリネジ、オシネ側インチネジで、L-6000シリーズよりこのタイプです。 |
東ソーオシネ(T) |
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Wタイプと同じですが、チューブ先端長が多少長い。 |
日本分光長オシネ(N) |
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オシネはインチネジですが、ネジ部、チューブ先端長共Wタイプより長い。日本分光の旧式です。 |
日本分光オシネ(ON) |
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Wタイプと同じですが、チューブ先端長が多少短い。 |
島津逆オシネ(S) |
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フェラルの向きが他のものと逆で、逆オシネを使用します。島津の旧式です。 |
島津オシネ(OS) |
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Wタイプと同じですが、チューブ先端長が短い。 LC-6Aよりこのタイプです。 |