バルコバルブ
2ポジションバルブについて
2ポジションバルブは、大きく分けて以下の2種類に分類されます。
1. 流路切換用バルブ
流路切換用バルブは標準で4、6、8、10ポートの製品があり、特注対応で3、12、14ポートの製品も製造可能です。流路径は0.25~0.75 mmの範囲から選択でき、接続径は1/32"、1/16"、1/8"、1/4"からお選びいただけます。
応用事例1:6ポートバルブを使用したガスサンプラー
サンプルガスをガスクロマトグラフに導入します。常に一定の量が注入されるため、シリンジに比べて再現精度が向上します。

応用事例2:8ポートバルブを使用した2段ガスサンプラー
2種類の検量管を使用して、サンプルガスを交互に注入することができます。

応用事例3:10ポートバルブを使用したサンプリング・バックフラッシュ装置
(高沸点成分排出型)
ガスサンプリングとバックフラッシュを行うシステムで、2本の異なったカラムを使用します。カラムを劣化させる成分をカラム1で分離し、カラム2に導入します。カラムを劣化させる成分はバックフラッシュにより系外に排出されます。

2. 内部容量型試料導入バルブ
内部容量型試料導入バルブはローターシール上に微小な容量のサンプルスロット(内部ボリュームループ)が彫られているサンプルインジェクターバルブです。サンプルスロットにサンプルを採取し、バルブを切り替えることによりサンプルをカラムに導入します。ローターシールを交換することにより、サンプル容量を変更することができます。(0.06 ~2µL)
応用事例:内部容量型試料導入バルブを使用した液体サンプラー
