ガスサンプラー

自動ガスサンプラー GS5100

• 総合カタログ No.31P.621

自動ガスサンプラーは、室温で導入可能なガスサンプルを一定時間毎にガスクロマトグラフ（GC）へ繰り返し導入します。標準、標準ガス・均圧機能付き、マルチガスサンプラーの3タイプを用意しています。

注1） 検量管、バルブおよび各配管には加温および保温機能が無く、本機周辺の室温に依存しています。室温でバルブや配管系に吸着するサンプルには使用できません。

特長

注2） サンプル等を接続するリードチューブはオプションです。

仕様

GS5100S（標準タイプ）

ガスサンプリングバルブ用6方切替バルブを1台搭載した標準タイプです。
ガスサンプルの供給方法によっては、GC導入時、検量管の内圧が変動してGCに導入されるガスサンプルの絶対量が変動するため、注意が必要です。また、標準ガスの分析は手動によるライン配管接続の変更が必要になります。

注3）検量管内の均圧機能がありませんので、加圧ガスを導入する際には検量管内の圧力を一定に保てるようにしてください。

GS5100D（標準ガス・均圧機能付きタイプ）

ガスサンプリングバルブ・均圧／標準ガスバルブとして6方切替バルブを2台搭載したタイプです。ガスサンプルのGC導入前に検量管内を大気圧に戻す機能、および、標準ガス（ボンベガス）をGCに導入する機能を搭載しています。

注4）検量管の内圧を大気に解放するため、厳密にはサンプル導入時の大気圧によりGCに導入されるサンプルガスの絶対量が変動します。
注5）標準ガスおよびサンプルガスの選択は手動操作でバルブを切り換えます。
注6）標準ガスおよびサンプルガスが加圧で供給される場合は、ストップバルブが必要となります。
注7）標準ガス及びサンプルガスを吸引ポンプにより吸引する場合、サンプリングバッグはミニバルブ付きのものを使用してください。
注8）標準ガスとサンプルガスの両方を吸引ポンプにより吸引する場合は、バルブの接続ポート（ベント）をつなぎ変える必要があります。

GS5100M（自動ガスセレクトサンプラー）

前機種の、自動ガスサンプラーGS5000A+サンプルセレクターCSS-5000の製品を組み合わせて構成した仕様を、1台のユニット内にコンパクトにまとめました。
最大8ラインの室温導入可能なガスサンプルを順次切り替えながら、一定時間毎にガスクロマトグラフ(GC)へ自動導入することができます。
1～8ラインから選択した任意のラインを順番に繰り返しGCに導入でき、1機種で1～8ラインのガスセレクトサンプラーとして利用できます。
また、1ラインを標準ガスラインとして使用し、残りのラインをサンプルガスラインとすることもできます。

注9）検量管内の均圧機能がありませんので、加圧ガスを導入する際には検量管内の圧力を一定に保てるようにしてください。

検量管 GS5100用（1／16"接続）