製品情報

InertSepシリーズ 専用固相カラム

InertSep VRA-TRI(トリコテセン系カビ毒分析用多機能固相抽出カラム)

トリコテセン系カビ毒は穀類汚染の観点から重要視され、デオキシニバレノール(DON)の基準値(1.0 mg/kg)管理に加え、近年では複数のトリコテセン系毒素による共汚染リスクを背景とした、一斉分析のニーズも高まっています。
InertSep VRA-TRIは、逆相・イオン交換・カーボン系充填剤を組み合わせた多機能固相抽出(Multifunctional solid-phase extraction)カラムで、「トリコテセン系カビ毒」分析において抽出液中の分析妨害成分を効果的に除去します。国内自社製造により安定供給を実現します。

特長

  • 内径12~13 mm のポリエチレン製のカラム管に、 逆相・イオン交換・カーボン系固相を混合充填
  • 小麦中のデオキシニバレノール試験法に対応
  • A型・B型トリコテセン類一斉分析に対応
  • 良好な通液性
  • 使いやすい30本入

品名カラムサイズ入数Cat.No.価格
InertSep VRA-TRI6mL30本5010-6816045,000

注1)本製品は自然落下による処理が可能ですが、空気の混入などにより通液性が悪い場合は、注射筒などで軽く加圧するなどして、空気を追い出すことで通液性が改善します。
注2)まれにリザーバーやフリットに充填剤由来の付着物が付く場合がありますが、品質上問題はありません。また、製造ロットや原材料の特性により、外観上わずかな色味の違いが生じる場合がありますが、性能・品質には影響ありません。

小麦抽出液中デオキシニバレノールの前処理事例

食品衛生法に基づく規格基準の改正に伴い通知された「小麦中のデオキシニバレノール試験法に
ついて(令和3年9月30日付け 生食発0930第2号)」を活用した分析例です。InertSep VRA-TRIは、小麦抽出液に含まれる夾雑物を効率的に除去します。

分析条件とクロマトグラム

小麦抽出液を使用した回収試験(1.0 mg/kg相当,n=3 x 3day)

成分名 回収率(%) 変動係数(%)
DON Deoxynivalenol 96.5 3.6

LC-MS/MSによるトリコテセン系カビ毒一斉分析

装置条件

区分 CUR CAD IS TEM GS1 GS2
Positive 30 6 4500 400 60 40
Negative 30 6 -4500 400 60 40

トリコテセン系カビ毒標準液クロマトグラム

ひよこ豆抽出液を使用した回収試験(40 μg/kg 相当,n=3 x 3day)

成分名 回収率(%) 変動係数(%)
DAS Diacetoxyscirpenol 95.1 6.4
HT-2 HT-2 toxin 97.1 8.7
T-2 T-2 toxin 94.9 3.3
NIV Nivalenol 99.7 1.3
DON Deoxynivalenol 91.9 4.4
Fus-X Fusarenon-X 96.3 4.5
3-AcDON 3-Acetyl-deoxynivalenol 97.4 2.3