微量試料用 固相抽出チップカラム
MonoTip C18
MonoTip C18は、均一な連続孔を持つシリカモノリスにオクタデシル基を結合した前処理用チップです。C18が結合しているため、簡単なピペッティング操作により、逆相モードでのタンパク質やペプチドの脱塩・濃縮ができます。
操作方法例
特長
- 簡単な操作方法
- ピペッティング操作のみで、タンパク質・ペプチドの脱塩・濃縮が可能です。
- (低分子化合物など応用範囲がひろがります。下記アプリケーションを参照してください。)
- 高い精製効率と大きな負荷量、良好な再現性
- 粒子充填剤を用いる従来のチップでは、粒子空間を一定にすることが難しく、再現性・良好な回収率が得られませんでした。しかし、均一な連続孔を持つモノリスの利点を生かすことで、高い精製効率と大きなサンプル負荷量、良好な再現性を可能にしました。
- MonoTip C18
- 試料濃度ピコモル~ナノモルオーダーの分子量4万までのペプチド・タンパク質試料に適応
アプリケーション
- 血清中からの抗ヒスタミン薬の精製について
- Hasegawa C et al., Rapid Commun. Mass Spectrom (2006);20:537-543
- “Simultaneous determination of ten antihistamine drugs in human plasma using pipette tip solid-phase extraction and gas chromatography/mass spectrometry”
- スルファチド(硫酸化糖脂質)の精製
- Kyogashima M et al., Glycobiology (2006); 16(8),719-728
- “Rapid demonstration of diversity of sulfatide molecular species from biological materials by MALDI-TOF/MS
仕様
項目 | 仕様 |
試料処理量 | 200µL |
試料処理濃度 | ピコモル~ナノモルオーダー |
試料負荷濃度 | 100µg(AngiotensinII) |
チップ容量 | 200µL |
化学結合基 | オクタデシル基 |
有機溶媒耐性 | アセトニトリル 100% |
モノリス | 高純度ゾルーゲルシリカゲル |
スルーポア径 | 10~20µm |
メソポア径 | 20nm |
表面積 | 200m2/g |