技術情報

MonoTrapの上手な使い方

7章 - 3検出下限

親水性の高い成分でも、pptオーダーの濃度の試料を捕集することができます。
溶媒抽出の場合、抽出溶媒よって希釈されます。加熱脱離で脱離をすることで全量注入できるので、さらに高感度分析が期待できます。また試料量を増やすことでも、感度を向上させることができます。

●メチルピラジン検出下限

10、100 ng/mLのメチルピラジン水溶液(15 %NaCl)をそれぞれ20 mL入れ、DCC18(活性炭有)で捕集しました。
10、100 ng/mLの両濃度とも、メチルピラジンのピークを確認することができました。親水性の高いメチルピラジンでも、低濃度で測定することができます。

Fig.43 メチルピラジンの構造式(logP = 0.21)