技術情報

MonoTrapの上手な使い方

MonoTrapの使い方は、開封、捕集、脱離の3ステップで、非常に簡便です。また使用前のコンディショニングが不要です。

3章 - 1開封

試料を捕集する直前に開封してください。
溶媒抽出用のMonoTrap(DCC18、RCC18、DSC18、RSC18)は、10個ずつバイアルに入っています(Fig.6)。
汚染防止のため、必要分を取り出したらすぐに蓋を閉めてください。
加熱脱離用のMonoTrap(RGC18 TD、RSC18 TD、RGPS TD)は、1個ずつアンプルに封入されています(Fig.7)。

Fig.6 溶媒抽出用MonoTrap

Fig.7 加熱脱離用 MonoTrap for TD

注)室内の有機溶媒などを捕集してブランクピークとなる恐れがありますので、MonoTrapが入っているバイアルの蓋を開けたまま放置しないでください。
開封後は、すぐに使い切ることをお薦めします。
使用しない場合は、未開封の状態で、5 ℃で冷蔵することをお薦めします。
目的の感度によっては、ブランクが目立つ場合もあります。必ずブランクテストを行い、実分析と比較することをお薦めします。
お客様の分析系や試料濃度によっては、基材由来のSiOピークが目立つ場合があります。その際は、ブランク測定に使用した捕集剤を捕集に使用することができます。または、エージング装置などで、ヘリウムを10 mL/min以上パージしながら250 ℃で10 分程度ベーキングを行ってください。分析までへの保管・運搬は、ブランクレベルを把握できている清浄なバイアルを使用してください。