MonoSpin Pro シリーズ
抗体固定化方法
抗体を固定化し、アフィニティカラムとして使用する場合、共有結合固定では、ProteinAに抗体を結合後クロスリンクを行うため、架橋剤が活性部位も架橋し、アフィニティの失活が起こる場合がありました。
![従来の抗体固定化](/product/bio_products/antibody_purif/eap3fl00000dv3n6-img/aaa.jpg)
![MonoSpin ProA,ProG を用いた方法](/product/bio_products/antibody_purif/eap3fl00000dv3n6-img/MSP01.jpg)
![抗体固定化検証](/product/bio_products/antibody_purif/eap3fl00000dv3n6-img/MSP02.jpg)
抗体固定化検証として、Anti-BSA(75ug)をMonoSpin 96WP ProA 8ウェルに固定化しました。
リファレンスとして固定化していない8ウェルを作製し、各ウェルに対してBSAの回収を行いました。
BSA溶液をアプライした後の溶液を確認したところ、抗体を固定化したウェルでは、BSAはほとんど確認されず、効果的にモノリス表面にBSAが吸着していることが確認されました。
抗体を固定化していないウェルでは、BSAが吸着していないことを確認しました。
吸着、洗浄後に酸性溶液による回収液では、抗体を固定化したウェルにおいてBSAが回収されることが確認されました。
モノリス表面に固定化されたAnti-BSAは効果的にBSAを吸着し、酸性溶液を流すことでBSAを回収することが可能であることが示唆されました。