抗体精製
抗体精製用シリカモノリスカラム MonoSpin Proシリーズ
MonoSpin Pro シリーズは、抗体精製用のシリカモノリスカラムです。硬質ゲルにアフィニティリガンドを結合させているので通液速度が上げられ、迅速に試料中の抗体を回収、精製することが可能です。
MonoSpin ProAは、Protein A、MonoSpin ProGは、Protein G、MonoSpin ProLは、Protein Lが結合されています。スピンカラムや96ウェルプレートなど、三種類のフォーマットから選択できます。
<高速抗体精製>抗体の変性リスクを低減
抗体精製の際に、抗体を酸で溶出を行うため抗体が変性するリスクがあります。MonoSpin Proシリーズは溶出液をアプライ後、静置や転倒混和を行う必要がなく30秒で溶出可能。また、予め回収用チューブに中和Bufferを入れることで、抗体が酸に暴露される時間が短くなり、抗体の変性リスクが軽減します。
<高回収率>100µLで90%以上の回収率
他社製品では溶出に400 µL以上の液量を必要とするため、回収液は希釈されてしまいます。MonoSpin Proシリーズでは、100 µLの溶出液量においても高回収率を可能にし、効率の良い抗体精製が可能です。
<濃縮>希薄な試料を連続通液にて濃縮
負荷量範囲内であれば、数回に分けてサンプルをアプライし、一度で抗体を回収することができます。
原液( ヒトIgG 0.025mg/mL)の抗体溶液500µLをカラムに連続的に10回アプライし、溶出液量100µLで2回溶出しました。その際の抗体回収率は90%以上の結果となりました。
<アフィニティリガンド>Protain A、Protein G、Protein Lから選択可能
<多彩なサンプルフォーマット> お客様の精製スタイルに合わせて選択できます
Spin Column(カラムタイプ) | 96 Well Plate | large spin column |
・卓上遠心機で抗体精製可能 (処理時間は、約2分です) 抗体負荷量 Protein A:400µg Protein G:300µg Protein L :200µg |
・プレート下面を減圧吸引、 または遠心操作で抗体精製可能 ・スピンタイプと同じ容量で、 多検体の抗体精製に使用可能 |
・1本でMonoSpin L ProAは16 mg、 MonoSpin L ProGは12 mgまでの抗体 を遠心処理により回収可能 ・減圧吸引処理により数百mLのサンプ ルを数分で抗体精製可能 |
品名 | 輸送区分 | SDS | 入数 | Cat.No. | 価格 |
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MonoSpin ProA カラムタイプ | 冷蔵 | JPNENG | 10本 | 7510-11310 | 21,000 |
MonoSpin ProG カラムタイプ | 冷蔵 | JPNENG | 10本 | 7510-11311 | 24,000 |
MonoSpin ProL カラムタイプ | 冷蔵 | JPN | 6本 | 7510-11317 | 39,000 |
MonoSpin ProA ウェルプレートタイプ | 冷蔵 | JPNENG | 1枚 | 7510-11312 | 91,000 |
MonoSpin ProG ウェルプレートタイプ | 冷蔵 | JPNENG | 1枚 | 7510-11313 | 103,000 |
MonoSpin L ProA | 冷蔵 | JPNENG | 4本 | 7510-11314 | 93,000 |
MonoSpin L ProG | 冷蔵 | JPN | 4本 | 7510-11315 | 105,000 |
MonoSpin ProA/G Buffer kit | 冷蔵 | JPN | 1式 | 7510-11316 | 57,000 |
注1)冷蔵は、冷蔵輸送品です。別途、冷蔵梱包費¥1,000 を請求させていただきます。
注2)カラムタイプ、96ウェルプレートタイプには、抗体精製に必要な各種試薬が付属しています。
注3)カラムタイプには、回収用チューブ10本、廃液用チューブ10本が付属しています。
注4)Lタイプには、遠心アダプターが付属しています。