製品情報

セルについて

GS、GFシリーズの特長

GS、GFシリーズの特長

(1)合成石英製セルは、オプティカルコンタクト接合によって製造されています。
(2)ほとんどのセルは各社製分光光度計でご使用いただけますが、ご購入前に装置の仕様をご確認ください。
(3)光路長誤差は±0.03 mm以下、透光面の平行度誤差は±0.05 mm以下、透光板はフリンジ4以内に研磨されています。
(4)複数のセルを識別できるよう、セル上部に記号およびセル番号を刻印し、また透過方向を一定に保てるよう位置合わせラインを入れています。
(5)スクリューキャップ付セルは、揮発性サンプルの測定や、経時変化を追跡する測定に適しています。
(6)一般的に合成石英は無蛍光ですが、250 nm付近で弱い吸収があり、その結果390 nm周辺に弱い蛍光を発します。

セルの材質と透過特性

セルの材質は合成石英です。
合成石英は天然石英に比べて不純物が少なく、短波長側の透過性・蛍光の低さ・ロット再現性に優れており、微量・高感度分析に最適です。
紫外光の透過に優れ、180 nmの遠紫外域から2.5 µmの近赤外域まで使用可能で、蛍光の少ない材質です。
測定波長240 nmにおける透過率は83 %以上です。

マッチング

マッチングとは、セルの透過率がほぼ同じ品物をセット品にすることです。
方法としてブランク(空気)や、蒸留水を入れて下記の測定波長にて透過率を測定し選別します。
弊社では、測定波長240 nmにおけるマッチング精度が1.0 %以内の合成石英セルをマッチングセットとして販売しております。

注文方法

セルの寸法は、全て[mm]で表示しており、L=光路長・W=光路幅・
H=高さとなっております。
セルの容量表示は、全て[mL]で表示しており、セルの最底部より高さ35 mmの位置まで試料を入れた場合の計算値を表示しています。
セルによって透過面の数が変わります。分光光度計用セルは二面透明が
多く、蛍光光度計用セルは、全面透明になります。