技術情報

分取の上手な使い方

Ⅱ章- 1 はじめに

分取HPLCでは1回の分取でなるべく多くの回収量を得られるようなサンプル調製をすることが重要になります。分取HPLCでは大量の溶媒を使用するので、移動相の選択には注意する必要があります。また、分取したサンプルは移動相に溶解した状態で得られますので後処理(濃縮やNMRなどの機器解析)を考慮して選択する必要があります。この章では、分取HPLCにおけるサンプル調製と移動相選択のポイントについて紹介します。