技術情報

HPLCのまめ知識

一般的なHPLCで、カラム内径を細くしたときの影響は?

内径の細いカラムを使うと移動相の流量を小さくすることができ、溶媒消費量の削減につながりますが、配管内における拡散の影響も大きくなります。
一般的なHPLCシステムにおいて、カラム内径だけを変更した際に分離に与える影響の比較検討を行なった結果をご紹介します。

カラム内径だけを変更した際に分離に与える影響の比較検討を行なった結果のクロマトグラム
クロマトグラム

今回の検討で使用したカラム「InertSustain AQ-C18」について

InertSustain AQ-C18は、水を多く含む移動相条件下における保持が強くなるように設計されており、さらに吸着も起こりにくい非常に使いやすいC18カラムです。
表面の比較データで測定対象とした有機酸や、以下の測定例にある水溶性ビタミンなどのような、高極性化合物の分析において特にオススメのカラムです。