悪臭分析セット

トリメチルアミン分析セット

• 総合カタログ No.31P.652

トリメチルアミンの敷地境界線における濃度測定、気体排出口における濃度測定用の分析セットです。採取～ガスクロマトグラフへの導入まで必要な製品をセットにしています。

採取

2 連ガス吸収びんに捕集溶液を入れ、ポンプにより10L/min の流量で5分間大気を吸引して、捕集溶液中に試料を捕集します。
試料の水分が少なく吸着の恐れがないと考えられる場合には、直接ポンプで吸引しポンプ出口に取り付けたテドラーバッグ(50L) に採取した後、捕集溶液に捕集してもかまいません。この場合にポンプはガス流通部が交換できるものを使用します。

濃縮

2 本のガス吸収びん中の捕集溶液を合わせて、全容50 mL のメスフラスコに移します。吸収びんの内部を捕集溶液で洗浄し、メスフラスコに洗浄液を加えて定容し分析用試料溶液とします。分析用試料溶液の一定量を注射器により採取し、分解びん中にシリコンセプタムを通して注入します。その後、窒素を0.2～0.3 L/min の流量で2～3 L 流すことにより発生するトリメチルアミンを液体アルゴンで冷却した試料濃縮管に濃縮します。

導入

被検成分を濃縮した試料濃縮管を液体アルゴンで冷却した状態でガスクロマトグラフに接続します。試料濃縮管にキャリヤーガスを流し、その流量や検出器の安定確認後、試料濃縮管を約2 分間で70ºCまで加熱昇温し、ガスクロマトグラフに導入します。

敷地境界線における濃度測定

トリメチルアミン

分析データ例

注1）分析に使用するガスクロマトグラフの機種を指定してください。
注2）セット構成と単品販売では入数が異なります。
注3）島津製作所用捕集管には使用できません。別途お問い合わせください。