アクアトレースは、水道水質分析用に開発された全自動固相通出装置です。
固相カートリッジのコンディショニングから溶出液の濃縮までの操作を自動で行います。
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1.PFASとは
PFASは「Per- and Polyfluoroalkyl Substances」の略で、炭素とフッ素からなる人工的な有機ふっ素化合物の総称です。PFASは水や油をはじく性質をもつため、撥水スプレー、調理器具のコーティング、消火剤など幅広く利用されてきました。一方で、環境中で分解されにくく、生体内に蓄積しやすい特性が明らかとなり、健康や環境への影響が懸念されています。このため、現在は国内外で製造・使用が厳しく規制されています。
PFASの種類
PFASは、構造の多様性も特徴であり、イオン性のもの(PFOS、PFOA等)、中性で半揮発性のもの(MeFOSA、MeFOSE等)、中性で揮発性のもの(4:2FTOHや6:2FTI等)をはじめ、1万種以上の化合物を含むとされています。
2.国内の水道水PFAS規制、基準
水道水においては、2020年にPFOS、PFOAが合算値50 ng/Lの暫定目標値として設定されました。その後の検討を経て2026年4月からは水道水質基準として施行される予定です。また、要検討項目については、これまで対象とされていた PFHxSに加え、PFBS、PFBA、PFPeA、PFHxA、PFHpA、PFNA、HFPO-DAが新たに追加されています。
3.水道水中PFAS分析の考え方
水道水質検査方法の改定により、「別表第45固相抽出-液体クロマトグラフ-質量分析法」という方法が新設される予定です。
試料水は装置の感度に応じて選択が可能です。試料水と濃縮倍率の例を参考にご選択ください。
ポイント
- 試水量は測定装置の感度に応じて10-500 mLまで選択可能
- 通水時の流速は5 mL/minで固定
- 固相抽出カラムは陰イオン交換系シリカゲルもしくはポリマーを使用
- 溶出液量は3-5 mLの範囲で選択可能
- 濃縮後の定容も0.5-1 mLの範囲で選択可能
4.水道水中PFASのアプリケーション例
ジーエルサイエンスでは様々な前処理フローでのアプリケーションを取得しています。
例として、試料水が「500 mL」と「10 mL」2つのパターンを掲載いたします。他のパターンについてはお問合せください。
固相抽出操作のアプリケーション例
全自動固相抽出装置を用いた1000倍濃縮
自然落下ラックを用いた20倍濃縮(10 mL通水)
LC-MS/MS分析のアプリケーション例
PFAS10成分の分析例を示します。
5.水道水中PFAS分析関連製品
全自動固相抽出装置
アクアトレース

コンディショニング
PFAS用固相抽出自然落下ラック

PFAS用固相抽出自然落下ラックは固相カラムのコンディショニングと溶出に使用できるラックです。
フッ素樹脂を使用していないため、ラックからのブランク溶出の心配がありません。
左の写真のように、加圧方式でのコンディショニングも可能です。
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試料通水
アクアローダー

アクアローダーは、固相抽出カラムへの試料水の通水において、送液が可能なサンプル自動送液装置です。
安定した流速で試料水を固相抽出カラムへ送ることができます。
オプションであるPFAS抽出用送液キットを使用することで、PTFEに触れず送液することが可能です。
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固相抽出カラム

洗浄・脱水・溶出
PFAS用固相抽出自然落下ラック

PFAS用固相抽出自然落下ラックは固相カラムのコンディショニングと溶出に使用できるラックです。フッ素樹脂を使用していないため、ラックからのブランク溶出の心配がありません。
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GL-SPE乾燥ユニット フッ素樹脂不使用

PFAS分析における固相抽出カートリッジの乾燥工程で、窒素などの不活性ガスを供給するためのガス供給ユニットです。本製品は、PFAS分析で問題となるフッ素系材料の混入を防ぐため、流路部にフッ素樹脂を使用していません。同じくフッ素樹脂を使用していないPFAS用自然落下マニホールドと組み合わせることで、抽出後のカートリッジを効率よく乾燥させることができます。
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固相溶出液の濃縮
PTFEフリー活性炭フィルター

PTFEフリー活性炭フィルターはジョイントにフッ素樹脂製のシールテープを使用していない、エージング済みの活性炭フィルターです。PFASの前処理で、抽出液に窒素を吹き付けて濃縮する際、窒素ラインに「PTFEフリー活性炭フィルター」を入れることにより、配管由来のブランクを低減することができます。
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小型窒素発生機 ニトロミニNM9100

本装置はPSA方式を採用し、空気を取り込み加圧するポンプを内蔵しています。そのため、窒素ガスボンベを用意せずに、電源を接続するだけで純度99.5%以上の窒素ガスを供給できます。
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リアクティサーモ

リアクティサーモは加熱または加熱と撹拌ができます。リアクティサーモにリアクティバップ、窒素を試験管に吹き付けることでエバポレーションができます。リアクティサーモには、受器に合わせたアルミブロックを入れて使用します。
リアクティサーモ(9本用)は、リアクティバップ、リアクティサーモⅢ(27本用)は、リアクティバップⅢと組み合わせて使用します。
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窒素吹付高速パラレル濃縮装置 TurboVap LV

Biotage製TurboVapは、独自のガスボルテックスシアリング技術により、複数のサンプルのエバポレーションを同時にかつ高速に行う窒素吹付式の濃縮装置です。
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分析
ディレイカラム Delay column for PFAS

Delay column for PFASは高純度のアクティブカーボンを充填したカラムで、溶離液及びLCシステムから溶出する不純物を保持し、溶出を遅らせる(ディレイする)ことにより、夾雑ピークの影響を抑えることが可能になります。
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分析カラム InertSustain AQ-C18

ジーエルサイエンスとしてのPFAS分析ファーストチョイスカラムはInertSustain AQ-C18です。
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SCIEX Triple Quad™システム

SCIEX Triple Quad™システムは、PFAS分析において高感度かつ高精度な測定を実現し、PFOSやPFOAなどの主要なPFASの分析に向いています。
24時間体制での定量が必要なアプリケーションに適しており、堅牢性とダウンタイムを最小限に抑える信頼性を備えています。
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バイアル

PFASはガラスへ吸着する可能性があるため、PPバイアルをご使用ください。セプタムはPTFEフリーのものを使用いたします。
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PFAS専用 高気密保存バイアル

PFASフリーの部材から構成された高気密保存バイアルでPFASの標準試薬などの保存に最適です。
Oリングを使用した特殊な構造のため、試料の揮発や品質低下を防ぎます。
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PFAS分析用試薬

PFAS単成分および多成分混合試薬を販売しております。
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