技術情報

固相カラムの上手な使い方

Ⅲ章-1 LC-MS、LC-MS/MS のための前処理方法

LC-MS、LC-MS/MS 分析で生体試料中の薬物分析を行う際、重要視される項目の一つとして、イオン化抑制による検出感度の減少を最小限度に抑えることがあげられます。固相前処理では、数十mol/L 程度の塩を含む緩衝液溶液を使用することがあります。リン酸緩衝液のように不揮発性のものも多いです。可能であれば、揮発性のギ酸、酢酸アンモニウム、酢酸系に置き換えられるものを使用すると効果的です。
メソッド置き換えが難しい場合は、試料負荷後の洗浄工程において、精製水をよく流して十分に脱塩しておくことを推奨します。

当社では、イオンクロマトグラフィーの前処理用として利用されている脱塩専用カラムをMetaSEP IC シリーズとして提供しています。LC-MS、LC-MS/MS の脱塩処理としてこれらの製品が効果的な場合もあります。MetaSEP IC-Ba、IC-Ag は、イオン交換樹脂にBa や、Ag を固定化したものであり、硫酸イオン、塩化物イオンの除去が簡単に行えます。