技術情報

固相カラムの上手な使い方

Ⅰ章-7 固相の保持容量とイオン交換容量

保持容量とは、目的物質が固相に最大限保持できる量のことを指します。たとえば目的物質以外に夾雑物質を多く含む試料を固相に適用した場合、夾雑物質の一部も目的物質と一緒に保持される可能性があるため、そのときの保持容量は保持される目的物質と夾雑物質の合算量として計算する必要があります。
逆相分配モードにおける無極性固相では、C18 では、固相重量の約5 %、SDB で、固相重量の約10-15 % の保持容量があると考えられています。一方、イオン交換モードでは、保持容量は使用する固相抽出カラムのイオン交換樹脂の充填容量とイオン交換樹脂の単位重量当たりのイオン交換容量から計算することができます。