技術情報

固相カラムの上手な使い方

Ⅰ章-2 固相抽出の利用目的

固相抽出の主な利用目的は、分離濃縮と分離精製の2種類に分類されます。固相抽出の利用目的の基本的な概念図を(図2)に示します。
(図2)のA は、分析対象試料を固定相に通液した際に、目的物質は一度固定相に保持されます。次に洗浄用溶液を通液することにより、試料中の夾雑物資を除去します。最後に固定相に分離濃縮された目的物質を少量の溶出溶媒で回収します。
一方、(図2)のBは、分析対象試料を固相抽出の固定相に通液し、目的物質はそのまま素通りさせ、分析の妨害となる夾雑物質を固定相に保持し除去します。