第十八改正日本薬局方では、カンゾウ・カンゾウ末・カンゾウエキス・カンゾウ粗エキスの定量法でグリチルリチン酸の分析が収載されており、これらの試験では全く同じカラム種、カラムサイズ、溶離液条件が指定されています。
今回は日本薬局方記載条件を基に、カンゾウとカンゾウ末中のグリチルリチン酸の定量法をInertsil ODS-3を用いて良好に分析できました。また、HITACHI Chromasterのダイオードアレイ検出器にて標準試料及び実試料中グリチルリチン酸のスペクトル比較を行いましたのでご紹介します。