第十七改正日本薬局方では、ニンジン・ニンジン末・コウジンの定量法(1)でギンセノシドRg1、定量法(2)でギンセノシドRb1の分析が収載されています。この2つの成分の試験は、溶離液条件は異なるものの、全く同じカラム種、カラムサイズのものが指定されており、サンプルの前処理方法も定量法（1）、（2）で共通しています。
今回は、ニンジンとコウジン中のギンセノシドRg1およびRb1それぞれの定量法を日本薬局方に準拠しInertSustainSwift C18を用いて良好に分析できましたのでご紹介します。
なお、六君子湯エキス等のギンセノシドRb1の定量法ではクロマトグラフィー用担体/充填剤としてカルバモイル基結合型シリカゲルが指定されています。イナートサーチLB478をご参照ください。