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MonoSpin C18を用いたペプチド・タンパク質の前処理 ~エタノール溶出で回収率UP~
生体中の重要な構成要素であるタンパク質は、疎水性の違いに基づいて分離を行うことができるため、同定・不純物の分析・定量などにHPLCが使用されます。生体試料を分析する際にはマトリクスの影響を軽減するために前処理による精製が必要となります。
精製の方法として、逆相またはイオン交換基を修飾した固相に吸着し、60%程度のアセトニトリルやメタノール含有溶媒または塩などで行うのが一般的です。しかし、タンパク質の分配の遅さ、担体への吸着の強さなど様々なファクターの影響により、高い回収率が得られない場合も多くあります。また、有機溶媒濃度を上げ過ぎるとタンパク質が変性し、回収率が著しく低下します。
今回は、生体試料などの少量サンプルの扱いに便利なMonoSpinを用いた精製を行いました。精製過程で、有機溶媒の種類変更が溶出時の選択性や回収率が変わることが判りました。エタノールを用いた溶出で最も良い結果が得られましたので、ご紹介します。
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C18|ODS|オクタデシル|固相|MonoSpin|タンパク質|ペプチド|UV|InertSustainBio C18