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有機ハイドライド(水素キャリア)の分析
水素は、CO2排出がないクリーンエネルギーとして、今後さらなる水素社会実現が期待されており、水素の製造、輸送、貯蔵、利用など容易に水素を取り扱うための技術開発が急がれています。
水素は、常温常圧で気体であり、液化するには高圧下で-250℃以下に冷却しなければならず、大量輸送、大量貯蔵の大きな壁となっています。現在、その水素を低コストで効率よく輸送、貯蔵する水素キャリアと呼ばれる物質の開発が進められています。水素キャリアと呼ばれる物質には、有機ハイドライド、アンモニア、アルコール、金属などがあります。有機ハイドライドとは芳香族化合物に水素を付加させた化合物で、触媒により水素の貯蔵や取り出しを行うことができます。その中で注目されている成分として、メチルシクロヘキサンやデカリンがあります。
今回、InertCap 1とInertCap AQUATIC-2というそれぞれ無極性液相、中極性液相のカラムで、
有機ハイドライドとして代表的な成分を測定し、良い分離が得られましたのでご報告いたします。
Column : InertCap AQUATIC-2 0.32 mm I.D. x 30 m df = 1.8 μm
Column : InertCap 10.32 mm I.D. x 30 m df = 1.0 μm
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キーワード
InertCap AQUATIC-2|InertCap 1