技術情報

MonoFas®マウス・ラットテイルゲノムDNA抽出キットⅨ
プロトコル

必要な試薬及び器具

  • MonoFasマウス・ラットテイルゲノムDNA抽出キットⅨ
  • Proteinase K (20mg/mL)
  • イソプロパノール(特級)
  • 1.5mL遠心チューブ
  • 高速マイクロ遠心機(20,000 × g(15,000 rpm)の遠心が可能なもの)
  • ドライバスと1.5mLチューブ用ヒートブロックまたはウォーターバス(70℃で使用可能なもの)
  • ボルテックスミキサー(2500 rpm 程度の攪拌ができるもの)
  • マイクロピペット、マイクロピペット用チップ

*:遠心機によっては使用できないケースがありますので、遠心機の仕様をご確認の上、使用してください。

マウス・ラットテイルゲノムDNA抽出 プロトコル

MonoFas口腔粘膜細胞ゲノムDNA抽出キットⅦプロトコルの画像

プロトコル詳細及び注意点

  • 工程①
    • 新鮮または凍結マウス・ラットテイルを準備する。400µLのBuffer A9、20µLのProteinaseKを加えて激しく混和(ボルテックス)する。BufferA9に析出が見られる場合は、約40℃で再溶解した後に使用する。混和した後、65℃で20分間反応させる。
    • 注)組織の量が多すぎた場合、カラムの目詰まり、回収量減少、精度低下の可能性があります。目詰まりした場合は、組織量を減らして検討してください。また組織の量が多い場合は、マウス・ラットテイルを細かく切断し、乳鉢などで粉砕してください。 凍結マウス・ラットテイルを使用する場合は、室温にしてから直ちに Buffer A9を加えてください。新鮮なマウス・ラットテイルを使用する場合は、所定量のマウス・ラットテイルへBuffer A9を加えてください。65℃にて攪拌しながら、組織を完全に溶解させてください。加温できるシェーカーなどで攪拌してください。または、加温しながら時々ボルテックスして組織をよく溶解してください。溶解しにくい場合は、時間を延長してください。
  • 工程②
    • サンプル液に400µLのBuffer B9を添加し、ボルテックスして激しく混和する。
    • 注)Buffer B9の混和がボルテックスで不十分なときは、タッピング、ピペッティングあるいは転倒混和などでよく混ぜてください。
  • 工程③
    • チューブの蓋をしっかりと閉め、20,000×g (15,000 rpm )にて1分間遠心し、上清500µLを新チューブに入れる。ライセート完成 。特級イソプロパノールを500µL添加し、ボルテックスして混和する。
    • 注)混和がボルテックスで不十分なときは、タッピング、ピペッティングあるいは転倒混和などでよく混ぜてください。ライセート完成後は、速やかに抽出操作を行ってください。
  • 工程④
    • 溶解混合ライセート液を数回ピペッティングし、カラムに全量添加してください。カラムの蓋をしっかりと閉め、13,000×g(12,000 rpm )にて1分間遠心させます。遠心機からカラムと廃液容器を注意深く取り出します。廃液が入った容器を捨ててください。
    • 注)試料によっては凝集物ができることがありますが、すべての凝集物ごとカラムへ添加します。遠心後ライセートがカラム内に残っている場合、最高速度で再度遠心操作を行ってください。
  • 工程⑤一回目の洗浄
    • 注意深くカラムの蓋を開け、Buffer C9を500µL添加してください。カラムの蓋を開け、20,000×g (15,000 rpm )にて1分間遠心してください。遠心機からカラムと廃液容器を注意深く取り出します。廃液が入った容器を捨ててください。
    • 注)遠心後 Buffer C9がカラム内に残っている場合、最高速度で再度遠心操作を行ってください。 遠心機からカラムと廃液容器を注意深く取り出してください。廃液が入った容器を捨てます。新しい回収マイクロ遠心チューブに付け替えます。
  • 工程⑥二回目の洗浄
    • カラムの蓋を開け、Buffer D9を500µL添加してください。カラムの蓋を開け、20,000×g (15,000 rpm )にて1分間遠心してください。
    • 注)Buffer D9が残余すると回収率が悪くなる場合がありますので注意してください。
    • 注)カラム内部のふちに液が残った場合はキムワイプ等でふき取ってください。
    • 注)洗浄液中のエタノールが溶出液に混入すると、遺伝子増幅反応を阻害します。
  • 工程⑦回収
    • カラムをサンプリングチューブにのせかえます。注意深くカラムの蓋を開け、Buffer E9を10~200µLモノリス表面の中央に添加してください。その後20,000×g(15,000 rpm )で1分間遠心し、溶出する。遠心機からカラムと回収チューブを注意深く取り出し、カラムを捨てます。例えば、200µLで溶出する場合は100µLで2回溶出するとDNAの回収量が増加します。 以上でマウス・ラットテイルゲノムDNAの抽出は完了です。
    • 注)MonoFas®カラムに添加した溶出Buffer E9は、ほぼ全量が回収されます。溶出液量を10μLまで下げられますが、その場合、収量が低下します。

注)回収したゲノムDNAをすぐに使用しない場合は、回収容器のキャップをしっかりと閉めた後、-20℃で保存することをお勧めします。
注)本製品に同封されているBuffer E9以外に、RNase・DNaseフリー滅菌水に置き換えることができます。その場合、pHにより回収率が変動するためアンモニア水や水酸化カリウムなどでpH 8.5~9.0に調整してご使用ください。