分野別ソリューション

香粧品

生活の必需品である化粧品や医薬部外品、トイレタリー製品は、消費者保護のための安全性検査や品質管理、配合成分の分析等が必要です。それらの確認には、クロマトグラフィーなどの分析手法が用いられています。「この化粧品の成分の分析方法は?」「香り成分の捕集の仕方は?」「分析例が見つからない!」など、お困りになったご経験はございませんか?ジーエルサイエンスの知見から適切なソリューションのご紹介します。

 

アプリケーション

アプリケーションタイトル リンク
化粧品中の紫外線吸収剤の分析 LT163
化粧品中のグリチルレチン酸ステアリルの分析 LT189
柑橘類中のリモネンの分析 LT190
ボディーソープ香気成分の簡易濃縮分析 GT014
着用後のシャツ揮発成分の濃縮分析
GT096
市販コロンの香気成分分析 GT107
ポリソルベート80の分析(日本薬局方、脂肪酸含量比) GA270
ポリソルベート80の分析(日本薬局方、純度試験) GA271

 

香気成分捕集

香気成分の捕集ツールとして、ジーエルサイエンスではMonoTrapシリーズを提供しています。MonoTrapは、連続孔(スルーポア)を有する表面積の大きいシリカモノリスを基材としています。液体からの香気成分捕集、物からの香気成分捕集など、色々なシーンで香気成分の捕集剤として利用できます。捕集後は、香気成分を溶媒抽出または加熱脱離の方法分離します。

 

MonoTrapシリーズは、7種類の製品があります。溶媒抽出用の4製品として、シリカモノリスにC18を結合させたディスクおよびロッドタイプがあり、さらに吸着性を向上させるために、活性炭を混合させた製品のディスクおよびロッドタイプ。加熱脱離用の3製品として、シリカモノリスにC18を結合させたタイプ、グラファイトカーボンを混合させたタイプ、PDMSを混合させたタイプをラインアップしています。
対象化合物により、最適なMonoTrapを選択できます。また、どのMonoTrapが最適かを調べるために、MonoTrapトライアルキットを用意しています。

注)MonoTrapの上手な使い方は、フォームに入力するとPDFがダウンロードされます。


分析関連製品

InertCap Pure-WAX

InertCap Pure-WAX は、ポリエチレングリコールを化学結合した高極性カラムです。新規内面処理技術により、最高クラスの不活性度を実現しました。従来の市販WAX カラムで不向きとされていた酸性化合物、塩基性化合物の分析にも最適です。

 

試料導入 ポータブル・サーマル・ディソーバー HandyTD TD265

微量成分の高感度分析が求められる場合は、一度に多くの試料を注入できる加熱脱離の試料導入が有効です。しかし、従来の加熱脱離装置は大型で、限られたGCを占有してしまい、さらに操作も複雑でした。HandyTD TD265は、これらの問題を解決することができます。各社のGCに使用可能です。

 

におい嗅ぎ GC/O

GC/O(Gas Chromatography / Olfactometry)は、GCカラムの出口を分岐し、一方をFIDやMSなどの検出器に接続して成分分析を行い、同時にもう一方をオペレーターが鼻でにおいを嗅ぐ手法です。においには、閾値が低い成分が多く存在し、GCでは検出できないような低濃度でも、ヒトの鼻では感じることができます。したがって、香料をはじめ、食品・飲料のにおい分析においても、GC(機器分析)と鼻(官能評価)の情報を組み合わせた評価が重要となります。

におい嗅ぎ装置 スニッフィングポート OP275 ProⅡ

スニッフィングポートには、不活性処理技術を応用したトランスファーラインを採用しています。高沸点成分や吸着成分でもにおい残りがなく、またターゲット物質をロスすることなく確実に得ることができるため、高い精度での評価が可能です。
OP275 ProⅡは、トランスファーラインの温度をGCオーブン同様に昇温できる機能を追加したスニッフィングポートです。この昇温機能により、スプリット比(スニッフィング側流量/検出器側流量)がGCオーブン温度に関わらず常に一定となり、実際に即したクロマトグラムが得られます。各社のGCに取り付けが可能です。

 

逆相HPLCカラム InertSustain C18分析カラム

InertSustain C18 は、弊社独自の合成技術により不活性度と化学的安定性を追求して開発した ODS カラムです。不活性度が高いため、強イオン性化合物の分析においてもシャープなピークが得られ、吸着によるカラムへの試料の残存が起こりにくくなっています。また、幅広い pH範囲(1~10)での使用が、シリカゲル母体の改質により可能となり、アルカリ性溶離液条件下での分析も安心してお使いいただけます。

極性化合物対応 逆相HPLCカラム InertSustain AQ-C18分析カラム

InertSustain AQ-C18は、高度な不活性さ(Inert)と高い耐久性(Sustain)を持ちながら、さらに、一般的なODSカラムと比べて高極性化合物をより強く保持するように設計されたODSカラムです。結合間隔が最適となるようにODS基を導入することで、水100%に近い溶離液条件下における高極性化合物の保持を強めることに成功しました。


高速液体クロマトグラフ Primaide

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